焼き物屋のむすめ

備前焼作家、の娘からみる焼き物のあれこれを綴っていきたいと思います。

自己紹介

初めまして。

 

岡山県備前市にて備前焼の作陶活動を行っております、備前焼作家松井浩之

…の娘です。

 

皆さん備前焼ってご存知ですか?

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三角花入

 

備前焼とは、岡山県備前市を産地とする焼き物です。

絵付けもせず、釉薬も使わず、土を一つ一つ成形したものをそのまま焼くため、土味の素朴さが特徴です。

 

このブログではそんな備前焼の使い方や魅力、豆知識や作陶活動のエピソードなどを書いていきたいと思います。

 

なぜ、作家でもない娘の私がこのようなブログを書いているのか?

 

まず一つは「もっと備前焼のことを知ってほしいから」という思いからです。

生まれた時から当たり前のように身近にあった焼き物ですが、大人になって自分で使ってみるようになって、

「あ、こんなところがいいところなんだ」とか

「こういう使い方はほかの焼き物に比べて備前焼にむいているな」

ということが少しずつ分かってきました。

 

「いいところはあるけれども、使ってみないと、手に取ってみないとなかなかわからないことが多い」

そういう備前焼について、もっと知ってほしいな、という思いが芽生えてきました。

 

もう一つはやはりこのコロナ禍。

 

以前は、店舗や陶器市などにお客様が来てくださり、そこで作品を実際に手に取っていただいたり、作家からのいろんな話を聞いていただいたり、ということができました。でも今は以前通りにはできないですよね。

 

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父はなかなかおしゃべり好きな作家なので、作陶の失敗談や、ちょっとした豆知識などを冗談を交えながらあれやこれやお客様とお話ししていました。

はたから見ていて、そういうお話って結構興味を持って聞いてくださる方が多いんですね。

楽しそうな商売だな、と思っていたものです。

 

が、今はではだんまりの作陶の日々。

 

なのでこのブログでは「作家の雑談、もしかしたらちょっと面白いかもしれない話」

を書き連ねていけたらなと思っています。

 

いろいろ前置きが長くなってしまいましたが、そういうスタンスで、次回からお話を書いていきたいと思います!

興味を持ってくださる方はお読みいただけると嬉しいです。

 

最後に作家の経歴を載せておきますので、ご参考によろしくお願いします。

 

 

備前焼作家・松井浩之プロフィール

1962年 岡山県指定重要文化財松井與之の長男として備前市に生まれる

岡山高島屋、米子高島屋にて作陶展

日本工芸会正会員

日本工芸会中国支部幹事

岡山県備前焼陶友会理事

備前陶心会特別会員

岡山県美術展覧会委嘱作家